新幹線「S WorkPシート」を利用したら快適すぎた話

新幹線の座席でノートパソコンを操作する手元 おでかけ・旅行
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新幹線には、ビジネス利用やリモートワーク向けに作られた「S Work車両」があります。
これは東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の7号車に設定されている専用車両で、オンライン会議やパソコン作業がしやすい環境が整っています。

S Work車両
JR東海の公式サイト。ビジネスパーソンの皆様が新幹線での移動時間に快適に働ける「S Work車両」のご紹介。|JR東海

そのS Work車両の中で、より集中できるようにパーテーションや広めのテーブルを備えた席が「S WorkPシート」です。
普通車指定席の料金に2,000円追加するだけで利用でき、移動中でもオフィスのような作業環境を確保できます。

今回は、実際にS WorkPシートに乗車したメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

パーテーションがある

隣の座席との間が仕切られていて、視界が遮られます。集中しやすく、人目も気になりません。
3人掛けの真ん中の座席がパーテーションに充てられているので、実質1.5人分くらいの広さがありゆったり座れます。

テーブルが手前に引き出せる

↓こちらが通常の状態。

↓手前にテーブルを引き出したところ。

写真ではわかりにくいですが、少し下向きに引き出されて角度がついています。
今回はノートパソコンを持参しなかったのですが、パソコンがあると想定して手を乗せてみたところ使い勝手は良さそうでした。

ドリンクホルダーつき

普通席だとテーブルに飲み物を置ける浅い窪みがありますが、ちょっと不安定ですよね。
S work Pシートは、座席の横にペットボトルや紙コップを安定して置けるので、手元のスペースを広く使えます。

コンセント配備(窓際のみ)

窓際の座席のみになりますが、コンセントが配備されているので長時間の作業でもバッテリー切れの心配がありません。

静かな環境になりやすい

子ども連れが少ないため、比較的落ち着いた空間で過ごせます。
一人で利用する人が多いので、話し声もあまり聞こえてきません。

デメリット

完全に静かなわけではない

「仕事向け」を想定した座席ですが、利用条件に制限がないため、普通の会話が聞こえてくることも。
どう見ても夫婦や友達同士の人が座っていたりもしますが、自営業の方や仕事仲間かもしれませんので、多少の話し声は我慢しましょう(『歓談はご遠慮ください』との注意書きはあります)。
また、周囲に配慮すればリモート会議可能というルールなので、人によっては会話が耳に入って集中しづらい時もあります。
隣の座席の人のタイピング音が気になる場合もあります。

Wi-Fiが遅いことがある

N700Sの「S Work車両」であればWi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」の利用ができますが、S700Aなど違う車両の場合は普通車と同じWi-Fiを使うことになります。
速度はそこまで遅くないものの、動画視聴や大容量データのやり取りは厳しい場合があります。

まとめ

「S WorkPシート」は、新幹線で静かに集中して作業したい人にはおすすめの座席で、プラス2,000円の価値は十分あると感じました。
個人的にはパーテーションがある分、グリーン車よりも快適ではないかと思うくらいです。
完全防音ではありませんが、お盆や年末年始など家族連れで賑わう時期でも比較的静かに移動ができるので一人旅にもおすすめですよ。

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