お米は、つい乾物の感覚で扱ってしまいがち。でも、実はとてもデリケートな食材です。
適切に保管しないと、虫が湧いたりカビが生えたり、風味が落ちたり…。今回は、そんなトラブルを防ぎながら、お米をおいしく長持ちさせるコツをまとめました。
なぜお米の保管が大切なの?
虫が湧く

「密閉してたのに、どこから入ったの!?」そんな経験がある方、多いのではないでしょうか。
お米には最初から虫の卵が潜んでいることもあり、保存中に孵化してしまうことがあります。
もし虫が湧いてしまったら、新聞紙の上に広げて日陰で3〜4時間ほど干すと逃げていきます(※外に置くときは鳥に注意!)。戻すときは、ザルでふるって卵を落としてから。
カビが生える
灰色・ピンク・オレンジ・緑色…こんなお米を見かけたら、それはカビ。残念ですが、そのお米は廃棄しましょう。
変色したお米は食べないようにしてくださいね。
風味が落ちる
精米後は時間が経つと酸化や乾燥が進み、おいしさが失われます。
パサパサしてしまったご飯は、もち米を混ぜて炊いたり、カレーや炒飯でアレンジすると◎。
正しい保存方法はこれ!
保管場所は「冷蔵庫」が最適
理想は15℃前後。一般家庭では難しいですが、夏は冷蔵庫、冬は冷暗所(暖房が効いていない場所)でOK。
乾燥させたペットボトルやジッパーバッグに小分けすると、扱いやすく省スペースです。
保存容器は密閉&遮光タイプを
虫の侵入を防ぐためにも、密閉性の高い容器を。プラスチック・ホーロー・ステンレス製がおすすめです。
お米を買ったときのポリ袋のままでの保管は荷崩れを防ぐための空気穴が開いていることが多く、虫が入りやすいため避けましょう。
湿気・乾燥の両方に注意
どうしても冷蔵庫に入らないときは、風通しの良い日陰に置き、1ヶ月以内を目安に食べ切ると◎。
【番外編】玄米+家庭用精米機もおすすめ!

我が家では「玄米を買って、食べる前に精米」スタイルです。
玄米は「ロウ層」に覆われていて酸化しにくく、白米よりも保存が効きます。家庭用の精米機も1~2万円程度で買えるので、一人暮らしや少人数世帯にもぴったり。
精米で出た「米ぬか」は、ぬか漬けやたけのこのアク抜き、油汚れの掃除などに使えます。
食材を無駄にせず活用できるのも、玄米+家庭用精米機スタイルの魅力のひとつです。
私は山本電機の「お米じまん」という家庭用精米機を使って、玄米をその都度精米しています。
販売終了している機種ですが、現在は後継モデルの「匠味米 MB-RC52」が販売されています。
炊飯器くらいのサイズで場所も取らず、五分づき・胚芽米など好みの精米度が選べて便利ですよ。
おわりに
お米を頻繁に炊くご家庭なら回転率も早いので神経質にならなくても大丈夫。でも、忙しくて自炊が不定期な方は、知らないうちにお米がダメになっていることも…。
私もかつてブラック企業で働いていた頃、自炊をサボって何度もお米をダメにしてしまいました。そんな経験から、この記事が誰かの役に立てばうれしいです。
コメント
一人暮らしになってからお米の減り方がすっかり遅くなり、2キロを消費するのに2ヶ月以上かかるので玄米&精米機にしようか相変わらず悩み中です(^_^;)
冷蔵庫で密閉保存しても、日が経つと土鍋で炊いてても味が落ちますしね。そろそろ何とかせねば(笑)
私も一人で5kgのお米を買ってますが、やっぱり無くなるまで4ヶ月くらいかかりますね笑
でもその都度精米するので、味が落ちたと感じたことはないです。
虫については、虫除けのことを書き忘れてたので後で追記しようと思います笑